第63回例会

日時:2007年9月15日(土) 14:00~17:30
場所:京都ドイツ文化センター
<<内容>>

研究発表会

司会者:河崎 靖 氏(京都大学)

研究発表1
発表者:大宮 康一 氏 (名古屋大学院生)
題目:現代アイスランド語の格における言語変化について

[発表要旨]

 現代アイスランド語は北ゲルマン語に属し、現代ゲルマン諸語の中でも保守的であり、形態的に文法性(男性、女性、中性)と格(主格、対格、与格、属格)を保持している。しかし、保守的ながらも格にまつわる言語変化が報告されている。その変化とは、いわゆる斜格主語に関わる与格置換(Dative Substitution)と主格置換(Nominative Substitution)、そして新たな受動態構文の“new” impersonal構文の3つである。本発表は、最も近年に報告されている“new” impersonal構文が与格置換と主格置換の影響による現象ではないかという可能性に着目し、それら3つの変化の相互作用について構文の観点から考察を試みる。


第29回言語学リレー講義
講師:在間 進 氏(東京外国語大学)
題目:ドイツ語研究のあり方と方法論


討論会
題目:個別言語研究の成果と今後の課題

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