第54回例会(研究発表会)

日時:2004年9月25日(土)13:30~17:30

場所: 京都ドイツ文化センター

<<内容>>

1.ドイツ語教育シンポジウム

司会者:桐川 修 氏(奈良高専)

報告1
報告者:羽根田 知子 氏(京都外国語大学)
題目:京都外国語大学の場合


報告2
報告者:島 憲男 氏(京都産業大学)
題目:京都産業大学の場合


報告3
報告者:藤原 三枝子 氏(甲南大学)
題目:甲南大学の場合


報告4
報告者:湯浅 博章 氏(姫路獨協大学)
題目:姫路獨協大学の場合


2.自由討論会

[シンポジウム要旨]

近年、ドイツ語教育は厳しい状況におかれ、それぞれの教育機関でこれに対応したそれなりの工夫が行われてきた。しかし、2007年に大学全入化時代を迎えようとしている今日では、ドイツ語教育に携わる私たちはさらに困難な状況に直面していると言える。国公立大学および国公立の教育機関では独立行政法人化が進むことにより、「学生へのサービス」として教育システムを充実させることは急務となっている。また、私立大学では教育システムを「学生へのサービス」として充実させることはもちろん、すでに生き残りをかけた戦いが始まっている。こうした状況に乗り遅れることなくドイツ語教育を改善していかなければ、ドイツ語教育がさらに衰退していくことは目に見えている。それでは、どのようにすれば「学生へのサービスとしてのドイツ語教育」が実現できるのであろうか。そもそも高い志があれば教育現場での改革は可能なのであろうか。技術的な創意工夫(例:教材開発、CALLの導入など)だけではどうしようもない教育行政面での制約が目の前にある中で、どのような方策が考えられるであろうか。今回のシンポジウムでは、国公立大学に先んじてさまざまな努力がなされている私立大学から数名の報告者を迎え、その諸報告をもとに、参加者間でいかにしたら生き残りがはかれるのか、その方策について議論する。

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