場所: 関西ドイツ文化センター(京都)
<<内容>>
シンポジウム「ドイツ語教育への新たなアプローチ――その実践的可能性――」
司会:河崎 靖 氏(京都大学)
報告1
報告者:桐川 修 氏(奈良高専)
題目:ビデオ教材のデジタル化について
[要旨]
ここ数年、各出版社からビデオ付きの教材が続々と出版されている。美しい映像で学習者を惹きつけ、ドイツ語の学習とならんでドイツ語圏のLandeskundeをもあわせて学べるようになっているものが多い。ただ、ビデオ教材を学習者に提示する際にはクラス全員に、一斉に上映するという方法がとられているように思われる。この場合、たとえばもう一度最初から見たい、とか、ある部分だけを繰り返し見てみたい、などの学習者個人個人の希望をかなえるのは難しいであろう。このような希望をある程度かなえるために、筆者はビデオ教材をデジタル化し、ホームページで各人が自由に視聴できるような方法を採っている。今回はこの方法を皆さんにご紹介したい。
報告2
報告者:清水 政明 氏(京都大)
題目:最先端技術を用いて
[要旨]
2002年2月より京都大学学術情報メディアセンターに新たに導入されたコンピュータ支援型語学教育(CALL)システムの紹介を通じて、CALLの可能性について考察する。特に、マルチメディア・マルチリンガルな環境への対応を考慮しつつ、システム主導型ではなく、コンテンツ重視の語学教育を実現するためのシステム構築の可能性について、これまでの経緯を踏まえて考察する。
報告3
報告者:北原 博 氏(大阪市立大・非常勤)
題目:自作CALL教材を使用した授業の実際
[要旨]
コンピュータを授業に取り入れる際に、教材は大きな問題となる。報告者はこれまで普通教室用に作られた教科書をCALL教材にアレンジして使用してきたのであるが、そうした実践を通して作成してきた教材を紹介したい。併せて、授業でコンピュータを使用することによって現れる学習効果、授業形態の変化などについても検討してみたいと考えている。
報告4
報告者:吉村 淳一 氏(大阪市立大・非常勤)
題目:TA の立場から
報告5
報告者:森 秀樹 氏(大阪大・院生)
題目:学生の本音
討論会