最終更新日:2023年5月30日
○第1号(2002年)
○第2号(2003年)
○第3号(2004年)
○第4号(2005年)
○第5号(2006年)
○第6号(2007年)
○第7号(2008年)
○第8号(2009年)
○第9号(2010年)
○第10号(2011年)
○第11号(2012年)
○第12号(2013年)
○第13号(2014年)
○第14号(2015年)
○第15号(2016年)
○第16号(2017年)
○第17号(2018年)
○第18号(2019年)
○第19号(2020年)
○第20号(2021年)
○第21号(2022年)
○第22号(2023年)
論文
■黒田 廉: 前つづりab- と文意味
■井原 聖: auf-動詞、an-動詞からみた分離前綴りの意味拡張のメカニズムについて
■湯浅 美季: いわゆる「bekommen受動」について――文法化にも関連して――
研究ノート
■田村 建一: ルクセンブルク語諸方言の変容――Gilles (1999)の調査より――
2001年度研究会活動報告
研究会発表要旨
■Patcharaporn Kaewkitsadang: 日本語とタイ語における感情表現について
――ジェスチャー的感情表現を中心に――■黒沢 宏和: 古高ドイツ語『タツィアーン』における法の用法について
――特にラテン語との法の相違を中心に――■岸谷 敞子: "Satzbildende Person"(構文の主体)――あるいは "Die Origo des Zeigfeldes"
(指示場の原点―表現行為の起点)としての "Sprecher"(話者)について■湯浅 博章: 構文形成と「話者」の機能――「構文の主体」をめぐって――
紹介
■西本 美彦: 麦倉達生著『日独両民族の時間観 時の表現にみる言語事実をふまえて』
論文
■岸谷 敞子: 言行為の起点としての主体の機能について
■三谷 惠子: ロシア語動詞の「体(たい)」――ゲルマニストのための案内――
■湯浅 美季: いわゆる「bekommen受動」について――文法化にも関連して――
■倉田 勇治: 新しい形のドイツ語授業とコンピュータの活用をめざしての一考察
■金子 哲太: 「二重過去完了」の意味機能について ――hatte + 過去分詞 + gehabt ――
■KATAOKA, Yoshiyuki: Die Verhinderung der Dativendung -e
―― Ein Indiz für die allgemeine Infinitivierung des Substantivs? ――■鈴木 博之: ウラル諸語におけるゲルマン語来源借用語――意味分類の観点から――
2002年度研究会活動報告
研究会発表要旨
■桐川 修: ビデオ教材のデジタル化について
■清水 政明: 最先端技術を用いて
■北原 博: 自作CALL 教材を使用した授業の実際
■吉村 淳一: TA の立場から
■森 英樹: 学生の本音
石川 光庸: 『ヘーリアント』詩人の語り口
■長縄 寛: 古高、中高ドイツ語の不定関係代名詞 sô wer sô, swer について
――Otfridの“Evangelienbuch”とHartmann von Aueの“Iwein”を中心に――
■成田 節: 結合価と構文――ドイツ語と日本語の対照――
論文
■TAKEICHI, Osamu: Das mittelhochdeutsche an als Adverbialpräposition
― unter besonderer Berücksichtigung seiner Verbindungen
mit den Verben auf dem Weg zu den trennbaren Verben ―■坂口 文則:翻訳によって伝達される情報量を計量する試み
■羽根田 知子:damit文の時制選択について
2003年度研究会活動報告
研究会発表要旨
■岸川 良蔵:45分のドイツ語授業 ―「項目小出し方式」を中心に―
■吉村 淳一:学生との対話
■本田 陽太郎:ドイツ語力と専門ドイツ語
■塩見 浩司:ゴート語の動詞接頭辞 ― 統計的考察の試み ―
■成田 節:ドイツ語と日本語の受動文をめぐって
論文
■齋藤 治之: ゲルマン語動詞母音交替系列の起源――トカラ語との比較において――
■片岡 宜行:「判断の与格」について
研究ノート
■薦田 奈美: 意味変化現象に対する認知言語学的アプローチ
紹介
■阿部 美規: 麦倉達生著『異文化理解へのアプローチ―ことばの窓から見る日独比較』
2004年度研究会活動報告
研究会発表要旨
■増本 浩子: ラジオによるドイツ語授業の3つの困難
■Alfred Ebenbauer: Einige Gedanken zur österreichischen Identität und zur österreichischen Sprache
■羽根田 知子: 京都外国語大学の場合―2言語同時学習の試み―
■島 憲男: 一拠点主義に根ざした全学的外国語教育を目指して:
京都産業大学の挑戦■藤原 三枝子: 甲南大学における第2外国語としてのドイツ語教育
―国際言語文化センター設立10年の歩み―■湯浅 博章: 姫路獨協大学におけるドイツ語教育
―「学生と社会へのサービス」としてのドイツ語教育―
論文
■檜枝 陽一郎:不定詞と分詞の相克について――中世低地ドイツ語から――
■尾崎 久男:Rotes Gold か aurum rutilum か?
――中世ゲルマン諸語における「赤い黄金」について――
2005年度研究会活動報告
研究会発表要旨
■Rita Sachse-Toussaint: Die neuen Grundstufenprüfungen START DEUTSCH 1 und 2:
Format ― Voraussetzung ― Motivation■齋藤 治之:独検(ドイツ語技能検定試験)の現状と課題
――実例に基づいて――■湯浅 博章:第2外国語の授業における到達目標と動機付け
■平井 敏雄:中世語研究と現代語研究の接点を探る
――『枠外配置』に見るドイツ語統語構造の歴史的変化――
■嶋﨑 啓:他動詞の反使役化の諸相
――再帰動詞と他自動詞を中心に――
■田原 憲和:国語教育から日本語教育へ
■仙崎 裕右:高等学校における英語教育の現状
――中学校と大学のはざまで――
■菅 利恵:国際教養科教育の一環としての第二外国語教育
――大阪府立旭高等学校におけるドイツ語教育――
論文
■KUDO Yasuhiro:Zur konjunktivischen consecutio temporum im Frühneuhochdeutschen
――eine Pilotstudie anhand des Bonner Korpus――■尾崎久男:ルター訳あるいはティンダル訳の影響:英語聖書欽定訳における同族目的について
2006年度研究会活動報告
研究会発表要旨
■柴崎 隆:スイス・ドイツ語(チューリヒ方言)の言語的特徴
<言語学リレー講義>
下宮忠雄:ヨーロッパ諸語の中のドイツ語の位置
■増田将伸:「どう」の語用論的分析 ――会話中の質問の用法から――
■西本美彦:これからのドイツ語学・言語学を考える
■乙政 潤:生々流転「阪神ドイツ語学研究会」
■深見 茂:文法概念と文芸学
■武市 修:日本人が古いドイツ語を研究する意味
機関誌の歩み
論文
■長縄 寛:英雄叙事詩『クードルーン』に見られる定関係代名詞構文について
■大宮康一:現代アイスランド語の格と構文における言語変化について
――“new” impersonal構文の成立についての考察――■牧野節子:音楽と言語
――ハンスリックとゲオルギアーデスの音楽と言語論から――
研究ノート
■塩見浩司:ゴート語動詞接頭辞の意味に関して
2007年度研究会活動報告
研究会発表要旨
■西野由起江:女性名称におけるアイデンティティとイデオロギー
――「母性」という語をケーススタディとして――■田原憲和:ルクセンブルク語における外来語について
■金子哲太:現在完了の「意味」について
――通時的考察にもとづいて――
<言語学リレー講義>
在間 進:ドイツ語研究の一構想
★★第8号(2009年)★★
論文
■尾崎久男:英語における借用翻訳の通時的考察:
dépendre de は depend of か depend on か?■安永昌史:トカラ語とはいかなる言語か?
――歴史的関係の指摘される周辺諸言語との対比による、言語的性格の再描写――■井上智子:心態詞dochの歴史的考察
――中高ドイツ語を主に――
2008年度研究会活動報告
例会発表要旨
■片岡宜行:動詞付加辞の機能について
■阿部美規:ドイツ語正書法改革の改革について
――分かち書き・続け書き規則§34および§36の場合――
●シンポジウム「ルクセンブルクの言語文化と言語意識」
■田原憲和:ルクセンブルク語の「発見」とディックス・レンツ正書法
■小川 敦:第二次世界大戦以降のルクセンブルク語とルクセンブルク人意識
■木戸紗織:EUが掲げる言語理念とルクセンブルクにおけるその実践
――アイデンティティのグローバル化とローカル化――■田村建一:ルクセンブルクにおける言語教育の現状と問題点
★★第9号(2010年)★★
Symposium Aspekte der Grammatikalisierung
■HEINE, Bernd:Vorwort
Aufsätze:
■SHIMA, Norio:Über die Vielfältigkeit resultativer Konstruktionen im Deutschen
―ein Erklärungsversuch ihrer Genese―■HONDA, Shuichi:De-/Antigrammatikalisierung des Präfixes "ge-" beim Partizip Perfekt
―Am Beispiel der Perfektformen im Niederdeutschen―Resümees:
■KOMODA, Nami:Eine Betrachtung des Bedeutungswandels aus Sicht der kognitiven Linguistik
■KANEKO, Tetta:Einige Bemerkungen über die Grammatikalisierung der Konstruktion "haben + Partizip Präteritum"
論文
■磯部美穂:テクストにおける新造語
―名詞複合語の形成過程とその意味解釈―■米田繭子:類推作用と脚韻の関係
―英語の音節構造を通して―■富永晶子:ドイツ語のリズム調整
―Taktの概念を中心に―
2009年度研究会活動報告
例会発表要旨
■TRAUDEN, Dieter:Mehrsprachigkeit in mittelalterlichen Texten
―Unter besonderer Berücksichtigung des Schauspiels■伊藤亮平:ドイツ中世抒情詩ミンネザングにおけるラインマル・デア・アルテの位置づけ
■筒井友弥:心態詞malの意味と用法について
★★第10号(2011年)★★
論文
■KUDO, Yasuhiro:Consecutio temporum und Konjunktiv
― untersucht an zehn Texten des 16. Jahrhunderts ―■石部尚登:ベルギーの「国内少数者」としてのドイツ語話者
― その歴史的領域と現在の公的領域について―■小川 敦:多言語社会ルクセンブルクにおける言語ナショナリズム言説
― 1984年言語法議論から ―
研究ノート
■HONDA, Shuichi:Die Assertiertheit von futurischem Präsens im wenn-Satzgefüge
― Ein Ansatzpunkt zum Syntax-Pragmatik-Interface ―
2010年度研究会活動報告
例会発表要旨
■長友雅美:Warum schreibt man heute nicht, wie man spricht?
― 音価と綴りは決して1対1の等価関係ではない ―■黒沢宏和:古高ドイツ語『タツィアーン』における翻訳手法
― dixerit:直説法未来完了形か、接続法完了形か ―■檜枝陽一郎:韻文から散文へ
―『ライナールト物語』韻文版および散文版の比較 ―
■湯淺英男:接続法第2式非現実話法の非現実性について
― モダリティと文法との関わり ―
●代名詞・虚辞・填辞 ― es をめぐるシンポジウム
■吉村淳一:『ニーベルンゲンの歌』における2格のesの機能について
■小川暁夫:いわゆる虚辞esの類型と機能について
■宮下博幸:いわゆるテーマの es の出現とその機能について
研究ノート
■長友雅美:Schreib, wie du sprichstとはいったい何なのか
■尾崎久男:中世ドイツ語における除外文es sei dennについて
― 否定辞の消失および副詞dennの出現 ―■柴崎 隆:アルザス・ドイツ語の言語的特徴に関して
― ミュルーズ方言を中心に ―■TAKASU, Mayuko:Die syntaktischen Merkmale des Niederdeutschen mit seinem schwachen Kasussystem
― seine analytische Beschaffenheit ―
2011年度研究会活動報告
例会発表要旨
■芹澤 円:16世紀ドイツにおける印刷ビラの言語
― 受け手に合わせる、メディアに合わせる、メッセージに合わせる ―■高田博行:ヒトラー演説を分析してみる
― 言語学的アプローチの可能性と限界 ―■成田 節:日独語の物語における視点
― 原文と翻訳の対照を手がかりに ―■小川 敦:ルクセンブルクにおける言語意識と1984年言語法
●外国語学習環境デザインシンポジウム 外国語学習のあらたな地平
― 慶應義塾大学SFCドイツ語教材開発研究プロジェクトの取り組み―
藁谷郁美、マルコ・ラインデル、白井宏美、太田達也、倉林修一
論文
■島 憲男:文法的ネットワークの観点から見た構文の拡張と動詞の他動性
■西出佳代:ルクセンブルク語における有声軟口蓋音とその周辺の諸音素記述をめぐる問題
■林 美里:ソルブ性を特徴づけるものとしてのヴェンド概念
― ドイツ東部下ラウジッツに関する一考察 ―
2012年度研究会活動報告
例会発表要旨
■田中翔太:ドイツのTVメディアにおける「トルコ系移民のドイツ語」
― 「役割語」という観点から ―■岩崎克己:日本のDaFにおけるドイツ語基礎語彙へのアプローチ
■阿部美規:ドイツ語の映画字幕について
― 先行研究の紹介および邦画に付されたドイツ語字幕の考察 ―■清水 誠:ドイツ語とゲルマン語の枠構造をめぐって
●言語学リレー講義
■杉谷眞佐子:「外国語としてのドイツ語」と「複数言語教育」の促進
― 日本におけるドイツ語教育のポジションを考える ―
●招待講演要旨
■Armin Burkhardt:Spielt Deutschland um den Abstieg?
Sportmetaphern in der politischen Sprache
★★第13号(2014年)★★
論文
■安田 麗:ドイツ語母語話者は無声化母音を如何に知覚するか
― 日本人ドイツ語学習者のドイツ語音声について ―■熊坂 亮:スイスドイツ語の動詞群の語順について
■DAIGI, Yuta:Untersuchungen der Existenzkonstruktionen es hat und es gibt im Schweizerhochdeutschen
2013年度研究会活動報告
例会発表要旨
■鈴木 智:グローバルな人材とは?
― ドイツ語授業における「ランデスクンデ学習」とその可能性 ―■片岡宜行:動詞不変化詞の付加による文の構造と意味の変化
― 移動動詞を例に ―■金子哲太:現在完了が用いられる環境について
― 古高ドイツ語、中高ドイツ語の例から ―■吉満たか子:外国語学習におけるストラテジー
― 学生たちは授業外でどのように学んでいるのか? ―■神竹道士:ドイツ語
音の表記方法と規範意識の変化
■安田 麗:ドイツ語音声における /i//u//y/ の生成について
●言語学リレー講義
■家入葉子:英語の否定構文研究とその応用
★★第14号(2015年)★★
論文
■佐藤 恵:「上からの」言語変化と「下からの」言語変化
―2格支配の前置詞の成立史を例にして
研究ノート
■田村建一:芥川龍之介の英独仏翻訳版における認知をともなうスル型表現
2014年度研究会活動報告
例会発表要旨
■薦田奈美:借用語の外来性―Fremdheit zwischen Lehnwort und Fremdwort
―17世紀以降のフランス語からドイツ語への借用語を例として―■筒井友弥:心態詞 ja に関する一考察
―話法詞 vielleicht との共起をてがかりに―■藤原三枝子:大学における基礎ドイツ語学習者の動機づけと教材との関係性
■吉村淳一:『ニーベルンゲンの歌』における des の韻律上の役割について
■宮下博幸:接頭辞・不変化詞 über を伴う動詞における意味変種の実現について
●言語学リレー講義
■新田春夫:新高ドイツ語の成立過程に関する近年の研究動向
★★第15号(2016年)★★
論文
■大薗正彦:構文の適用可能性
―日独語の好まれる事態把握との関連において―
2015年度研究会活動報告
例会発表要旨
■上村昴史:バイエルン方言における複数1人称代名詞
―動詞活用語尾との交替について―■細川裕史:新聞における『第三帝国の言語』
―キリスト教との類似性および話しことば性の観点から―■長縄 寛:時、条件の従属接続詞sô, alsô, alsについて
■成田 節:ドイツ語のPassiv ―日本語の受身と比べると
●シンポジウム
アプリ教材の可能性 ――『シンプルドイツ語単語帳』を例として――
■柏倉健介、西尾宇広、寺澤大奈、橋本雄太
●言語学リレー講義
■武市 修:中高ドイツ語叙事文学における表現技法
★★第16号(2017年)★★
研究ノート
■鈴木康志:過去分詞による要求表現について
■西出佳代:ルクセンブルク語の動詞屈折におけるウムラウトとアプラウト
■KIMURA, Eriko:Eine Analyse von Diskursmarkern mit dem Verb „wissen“.
―Interaktionale Funktion von „weißt du“■OKABE, Ami:Kontrastive Untersuchung der Positionsverben im Deutschen und Niederländischen
2016年度研究会活動報告
例会発表要旨
■納谷昌宏:「使用」を表す機能動詞構造について
■渡辺伸治:gehen/kommenとgo/come
■安田 麗:語末閉鎖子音の発音について
―ドイツ語と英語の音声的類似語を対象にした生成実験の報告―■小川 敦:ルクセンブルクにおけるドイツ語識字教育の問題点と施策
●言語学リレー講義
■在間 進:ドイツ語研究のあり方をめぐって
■吉田光演:生成文法と形式意味論から見る構造と意味のインターフェース
―ドイツ語定冠詞を中心に―
★★第17号(2018年)★★
論文
■工藤康弘:J.Wickram „Das Rollwagenbüchlin“ におけるmöchteについて
2017年度研究会活動報告
例会発表要旨
■大喜祐太:存在表現の意味を決定づける要因
■西野由起江:日本の主婦層向けテレビ番組の談話の考察
― ドイツの料理番組との比較から見えるもの ―■中村直子:名詞を第一構成要素としてもつ現在分詞
― 一語書きされる名詞-動詞結合のひとつの バリエーションとして ―■黒沢宏和:古高ドイツ語の時称文における法の用法
― 条件文・関係文との比較に基づいて ―■PINNAU-SATO, Heike:Bedrohung oder Bereicherung für die deutsche Sprache ― Anglizismen quo vadis?
■藤縄康弘:複合判断・単独判断とドイツ語統語論
研究会創立30周年記念特集(1)
●コロキウム 《ドイツ語研究の今後》
― 「京都ドイツ語学研究会」発足30周年を記念して ―■湯淺英男:ドイツ語研究における「分かりやすさ」と出現頻度
― lassen使役構文の分析を手掛かりに ―■工藤康弘:J.Wickram „Das Rollwagenbüchlin“ におけるmöchteについて
― ルター、英語、目的文などと関連させて ―■田村建一:「する型・なる型」表現類型から見たドイツ語と
ルクセンブルク語■坂口文則:当たり前のようで意外なこと
― 「外」から見た語学研究・語学教育 ―■討論会
研究会創立30周年記念特集(2)
●エッセー
■西本美彦:「京都ドイツ語学研究会」創立三十周年を記念して
■齋藤治之:京都ドイツ語学研究会の思い出
■河崎靖:京都ドイツ語学研究会30周年記念に寄せて
■機関誌の歩み
★★第18号(2019年)★★
論文
■齋藤治之:インド・ヨーロッパ祖語動詞組織における
重複語幹CE-CE(R)Cの意味とその役割
研究ノート
■田村建一:ヨーロッパ諸語における二人称単数代名詞の
親称・敬称の使い分け
―文学作品に基づく考察―■島 憲男:構文間の機能的関連性:
内在的目的語を持つ表現と結果述語を持つ表現をむすぶもの■湯浅博章:„ich sach wol, im was an mich zorn“
―中高ドイツ語における無冠詞名詞を用いた非人称構文について―
書評
■金子哲太:ヴァインホルト/エーリスマン/モーザー著 井出万秀訳
『中高ドイツ語小文法〈改訂第18版〉』
2018年度研究会活動報告
例会発表要旨
■野村幸宏:「経験上の知識」、Erfahrungswissenと授業改善スキルの習得
―Praxiserkundungsprojekt (PEP)―■大矢俊明:状態受動とテアル構文
■羽根田知子:「省略形」としての名詞文体
■井口 靖:モダリティを考え直す
“ほんとうに”話し手の心的態度の表現なのか■森村采未:J.F.ハイナッツの正音法
―18世紀のドイツにおける音声分析の試み―■増田将伸:強調の副詞を用いた応答によるスタンス表出
―日本語の質問-応答連鎖中の副詞「もう」を例として―■齋藤治之:インド・ヨーロッパ祖語動詞組織研究の今
―重複語幹CE-CERCを中心に―
★★第19号(2020年)★★
論文
■MORIMURA, Ayami:Zum Normierungsprozess der deutschen Aussprache im 18. Jahrhundert
―Die e-Laute in der Orthoepie bei J. F. Heynatz
研究ノート
■鈴木康志:現代ドイツ語に埋め込まれた命令文は可能か?
2019年度研究会活動報告
例会発表要旨
■磯部美穂:否定接頭辞 un- の造語モデル再構築の試み
■黒田 廉:学習独和辞典におけるコーパスの活用とその限界
■筒井友弥:度数詞 nur と allein の意味機能 ―代替のスケールに注目して―
■鈴木康志:主文制限あるいは埋め込まれた命令文は可能か?
■山田善久:コーパス処理ツールTecely2(新版)の開発とその特徴
●言語学リレー講義
■根本道也:「独和辞典」編纂半世紀の体験から ―ドイツ語学習の魅力を伝えたくて―
●第100回例会特別企画 《みんなで考える素朴な疑問100》
■第1部 「研究」に関する疑問について
■第2部 「教育」に関する疑問について
■疑問リスト
★★第20号(2021年)★★
研究ノート
■中村直子:2020年度前期オンライン授業を振り返る
― 思いがけず優秀授業に選出された実践例・体験談 ―■薦田奈美:オンライン授業か対面授業か?
― 学生アンケートに見る傾向 ―■野添 聡 :ノートカーの翻訳文献における古高ドイツ語動詞接頭辞ge-の研究
― 直説法現在形の用例を対象として ―■湯浅博章:„im enwære ze weinenne geschehen“
― 中高ドイツ語における「受け手中心の出来事表現」について ―
2020年度研究会活動報告
例会発表要旨
■中西志門:ベオウルフにおける時を表す副詞的格の用法とその解釈への考察
■宮下博幸:心態詞 denn が表す意味とは何か?
―「感情」の観点からの分析 ―■野添 聡:ノートカーの翻訳文献における古高ドイツ語動詞接頭辞 ge-について
■横山由広:ハルトマン・フォン・アウエは本当にkamと言っていたのか?
■鈴木一存:有限の空間における中心と周縁のメトニミーの視覚的検討
■坂東諒太:使役交代で見受けられる再帰的な構文と自動詞的な構文の特性
■大薗正彦:ドイツ語の基本語彙と基本語彙でカバーできないもの
★★第21号(2022年)★★
論文
■UEDA Naoki:Schwierige Abgrenzung von Interkomprehension und Nicht-Interkomprehension. Eine Überlegung mit dem Schlüsselwort ‚Interlingualität‘ und mit einem kritischen Fokus auf das Abstandskriterium
書評
■井上 瞬・中西志門:ホルトハウゼン著 平林幹郎訳『古ザクセン語入門 改訂第二版』 現代図書 2019年 A5版 434頁
2021年度研究会活動報告
例会発表要旨
■佐分利啓和:感情表現としてのmir / dir
■佐藤和弘:エネルギー政策とドイツメディア
― 原子力推進派と原子力反対派が用いる言語表現 ―■芹澤 円:1800年前後ドイツにおけるモード雑誌の言語的特徴
― 「テクスト化」の戦略と語彙の観点から ―■木戸紗織:新たなルクセンブルク語話者?
― 難民の言語学習と三言語併用の今後 ―■島 憲男:宮沢賢治のドイツ語訳テキストに生起するドイツ語構文の機能的役割
― 結果構文と同族目的語構文を中心に ―■井上 瞬:エリザベス朝演劇における比較・除外表現の代名詞の格について
■上田直輝:EuroComGermの日本の大学教育におけるポテンシャルと意義
■薦田奈美:授業内における共同体の役割
― 対面授業とオンライン授業 ―
★★第22号(2023年)★★
研究ノート
■Sara Arndt:Sprachwandel und Grammatikalisierung der koordinierenden Konjunktionen och und und im Siebenbürgisch-Sächsischen
2022年度研究会活動報告
例会発表要旨
■石部尚登:ベルギー・ドイツ語話者共同体の移民統合政策と言語要件について
■下村恭太:ヴィラモヴィアン語における接続詞に融合する人称代名詞の使用傾向について
― 指示対象の有生性および人称代名詞の性・数との関連性 ―■片岡宜行:ドイツ語教育における構文の扱い
■小川 敦:ルクセンブルクにおける近年の言語をめぐる議論
― 「国語」と早期複言語教育から ―
●シンポジウム
「コロナ禍におけるドイツ語授業の実践とアフターコロナに向けた学び」
■田原憲和:大学としての動き、ドイツ語部会としての動き
■林嵜伸二:ドイツ語オンライン授業
― ハイブリッド形式の可能性と今後の課題 ―■武井佑介:学習者を授業の中心としたオンライン授業の実践と発展
― 学習者同士が関わりを持てる環境づくりを目指して ―
●追想
■桐川 修:西本美彦先生との思い出